※試験に出なくても責任は取りません個人的メモです
去年の電験二種で、火力の範囲を山をはって受けた結果、水力が出題されて大はずししたにも関わらず、懲りずに今年も予想します、結論から言うとCVケーブルの水トリーに関する問題が出題されると思っています
「今の時期から山はるんですか、まともに勉強したらどうですまた落ちますよ?w」という意見もごもっともですが、今年は根拠があります
仕事で関係ある人はご存じの通り、去年の12月くらいから電力ケーブルが手に入らない状況(メーカー受注停止)となり、建設、設備業界等に打撃を与えました
理由は工場や万博等の建設ラッシュ、震災後の復興の需要が有力説です
現在低圧は受注再開されているが、どうやらまだ高圧の方は不足しているらしい
なんで高圧だけ?と思って調べてみたら経済産業省のサイトに更新推奨時期に満たない高圧ケーブルに水トリーが発生しているという注意喚起がされていた
水トリーっていうのは、簡単に言うとケーブルの絶縁体中に水が浸入してきて、その部分に絶縁破壊(放電)が起こる現象です、水トリーが発生するとケーブルの絶縁能力が下がり、地絡事故につながるので非常に危険です
上表のE-Tタイプが問題になっているらしく、外部半導電層がテープ巻きのやつがだめらしい、Tってのがテープ状を意味している、その外部半導電層から発生する水トリーは外導体水トリーという
原因は以下の二点(ほかにあるかも)
・テープ状だから絶縁体と外部半導電層の間に隙間ができてそこで絶縁破壊
・テープが布状なのでそのケバが集中電界を作り出し絶縁破壊
参考文献
https://jeea.or.jp/course/contents/04201/
https://denkou-nouhau.com/mizutori-gensyo/
E-Eタイプは押出成形(トコロテンみたいな作り方)だから隙間ができにくく、水トリーに強いらしいです、その分E-Tタイプよりも単価が高く剥ぎ取りも専用工具が必要なので施工性がよくないそうです
さて、前年は周期から火力と決めたりしていましたが今回は経済産業省が注意喚起をするほどの上記の事件が起きています、そしてケーブルが市場に出回らなくなるといった事態になっています、それも昨年の12月から今も継続して・・・
ちなみに、電気主任者技術者制度を制定?している組織は経済産業省です
また、試験の作成者を見ると大学の先生だけではなく電気工事関係、電力・鉄道会社の方もいらっしゃいます(この中の誰だよR5に水力出したり機械・制御難しくした奴は)
https://www.shiken.or.jp/news/denken/2023_FS_iinmei.pdf
実際に現場で起こっている事を加味した問題を出題してくるでしょう、実情を知らない奴に第二種電気主任技術者を名乗る資格は無い、といった考えを持っているに違いありません
以上より、令和6年の電力・管理の問題にはCVケーブルの水トリーに関する問題が出題される可能性がありそうです(イレハンXクワンガー)
H13年問4、H27年問6みたいな問題です、ちなみに同様の問題はH27年以降出題されていないので周期的にも出題されそうです(スピリチュアル)
CVケーブルの構造、水トリーの現象・形態・対策、劣化診断技術を押さえておけばよいでしょう
もうこれで電力管理で30点取れました、後は計算問題をきちんと解ければ合格点です
今年の試験は勝ったなガハハ
※一切責任は取りません